責任を取るとは


自分自身の人生に責任を取れ

人生に責任を取るとは一体どう言うことなんでしょうか。


考えてみれば自分の人生なんだから自分自身で責任をとるのは当たり前のような気がします。
ただ、周りの人(自分も含めて)はみな自分の人生をどこか「他人が決めるもの」と思っているふしがあるような気がします。

それはたぶん今までの人生経験のなかで「自分の思い通りになることは極めて稀だ」と身を持って学習してきたからでしょう。
サッカーが大好きでも、自分より上手い人はごまんといてプロにはなれない。
どうしても行きたい学校に落ちた。
大好きなあの子に告白して振られた。

こう言った大きなことから「仕事・学校でミスした!」と言った些細なことまで、たび重なる失敗を経験しいつしかチャレンジする気持ちも失っていく。

そんで「思い通りにならないもんだから」と自分自身に言い訳をし、やりたくもない仕事をしたり、行きたくもない学校に行ったり、好きでもない人と付き合ったりとどこかで「妥協」し現状を受け入れる。

そうしてストレスを感じないように自分に言い訳を残しながら人生を送る。
何かにチャレンジしたいと思っても「どうせ失敗するしな。。。」なんて気持ちから、なかなか実行に移せない。
自分の持っているモノに価値なんて何にもないことを自分が一番分かっているはずなのに、それを固持しようとし続ける。

その結果、自分に振りかかることだけが自分の人生と決めつけ、自分から何かをしていこうとか、積極的にものごとへコミットしていこうって気持ちが失われていく。そして気付けば自分の意思とは関係のない他人に流されてしまう人生を歩むことになってしまう。

こんな人生が「自分自身の人生に責任を取っていない」状態なんじゃないでしょうか
自分では何も選ばず、何も決断せずに全て他人任せ。
その結果がどうなろうと知らんぷり。「自分で決めたことじゃないから」と改善しようともせず放置。

これが「自分自身の人生に責任を取っていない」状態であれば、自分の人生に責任を取るとは逆のことをすること。
つまりこんな無責任な態度をとるのではなく、自分の意思で選択・決断し、自分が思い描く方向に自分の人生をエスコートする。たとえ思い通りに行かなくても、自分の力で改善の方向へ向かわせる態度をとることが「自分の人生に責任を取る」ってことなんじゃないでしょうか。

「思い通りにならないから」と自分の気持ちに嘘をついて現状を維持し続けようとするのではなく、「なんとかして思い通りの方向へ持っていく」ことに全力を費やすこと、その為に努力を惜しまない覚悟が“自分の人生に責任を持つ”ってことなんじゃないかとお風呂場の中で思いました。